身体の〈いのち〉に触れる


 

 

 身体の〈いのち〉に向かって

 

〈いのち〉とは「存在を続けようとする能動的な活きである」

                   NPO法人場の研究所 所長 清水博

 

私たちは環境(居場所)・身体・細胞の〈いのち〉の調和的な関係(共存在)が、なんらかの問題によって上手くはたらかなくなくなっているということが、様々な症状を引き起こす最も重要な問題であると考えています。

(この状態を〈いのち〉の病と呼んでいます。)

  

例えば、背中の痛み・・・それは本当に背中だけが痛んでいるのでしょうか?

 

いつも頭痛・・・頭痛薬でその場をしのいでいるだけで良いのでしょうか?

 

 

身体が病むときには、仕事場での過労や人間関係のストレス、家庭の問題など、それぞれの居場所における様々な問題がその引き金となっていることも少なくありません。

 

脳がストレスを受けると、自律神経が不安定になって血行も悪くなります。内臓のはたらきもこれに伴って不調をきたすことも少なくありません。

それぞれの居場所と身体の関係はいつも切り離せない関係にあるのです。

 

居場所と〈いのち〉と身体の〈いのち〉、身体の〈いのち〉と細胞の〈いのち〉が切り離せない関係で成り立っていることを場の研究では二重生命と呼んでいます。

 

この二重生命性に着目した新たな技術、場セラピ-によるケア-は、厳しいストレスの中にある皆様の身体の緊張を深いところから和らげ、神経のはたらきや循環を改善し症状の改善を支援します。

 

身体内部の生理的リズム性を利用したメソッド身体呼吸療法を応用した場セラピ-は身体の内部の圧力を全身に誘導して筋肉や骨格のバランスと安定させ、自然に治癒に向かおうとするはたらきを深くサポ-トをします。刺激は極めて穏やかで、ただ触れているような感じを受けるかもしれません。それは、決して傷つけることなく、身体の奥深いリズムに合わせながら合理的な調整を行っているからなのです。身体が自然に調和に向かおうとするプロセスは、こうして、ごく自然に支援されていくのです。